はじめに:10年目の節目に向けた「答え合わせ」
2017年にマイホームを建て、「エネファーム+太陽光パネル(4.98kW:Qセルズ)+ガス温水床暖房」を導入してから、早いもので約10年(9.5年)が経ちました。
10年目といえば、太陽光の固定買取が終了する「卒FIT(フィット)」や、「エネファームの10年無償点検の終了」など、これからの維持費や光熱費に悩むポイントが一気に押し寄せてくる時期ですよね。
ネットを見ると不安な言葉も並びますが、実際のところはどうなのでしょうか?
「蓄電池を入れなきゃ損」「10年目は大赤字」
ぶっちゃけ元は取れた?まもなく10年目の「総合収支サマリ」を大公開!
まずは一番気になる「初期投資の元は取れたのか?」という結論から。
我が家のリアルなマスタデータを公開します!
初期投資 vs 通算回収額のリアル収支(9.5年通算)
| 項目 | 金額・数値 | 解説 |
|---|---|---|
| 太陽光パネル初期費用 | 1,287,000円 | 4.98kW(Qセルズ・屋根置き) |
| エネファーム初期費用 | 580,000円 | 国や自治体の補助金(計25万円)を差し引いた実質額 |
| 初期投資総額 (A) | 1,867,000円 | 電気+ガスのハイブリッド省エネ投資 |
| 太陽光 通算売電収入 | 1,076,800円 | 10年間でついに100万円の大台を突破!(売電単価25円) |
| 太陽光 自家消費節約額 | 450,225円 | 買ったと仮定した電気代の浮いた分(9.5年平均買電単価29円換算) |
| エネファーム通算貢献額 | 546,041円 | 年約5.7万円の発電メリット×9.5年分 |
| 現在の総回収額合計 (B) | 2,073,066円 | 経済的メリットの総和 |
| 完全黒字化までの残り (B–A) | +206,066円 | すでに初期投資を回収し、完全黒字化を達成! |
なんと、初期投資約186.7万円に対して、これまでの回収額は207.3万円。すでに20万円以上のプラス(完全黒字化)を達成していました!
途中で大きな機器故障(パワコンなど)が一度もなかった運の良さもありますが、10年足らずでこれだけの経済的メリットを生み出してくれた計算になります。
我が家の太陽光「平均自家消費率」!相乗効果の秘密
我が家の10年間の通算データを見ると、総発電量は58,597kWh、総売電量は43,072kWhでした。
ここから計算すると、「我が家の太陽光の平均自家消費率は約26.5%」になります。
- 作った電気の約4分の1(26.5%): 家の中で消費
- 残りの約4分の3(73.5%): すべて「25円」という高い単価で売電して現金化
エネファームが夜間や天気の悪い日のベース電力を24時間体制で補ってくれているため、太陽光の電気をこれだけ多く売電に回すことができたのが最大の理由です。
【データ公開】エネファーム×太陽光の我が家の光熱費・使用量推移
「エネファームと太陽光パネルで、実際の普段の電気やガスはどれくらいになるのか?」我が家のリアルな年間買電量と、直近の冬~夏のガス代の明細を公開します!
契約プランは、東京電力の「ずっとも電気1S(50A)」、「EF+床暖」プラン(現:エネファームでんき等)を利用しています。
① 年間の買電量(電力会社から買った電気)の推移
我が家の2017年から現在(2026年5月)までのリアルな買電量の推移がこちらです。
| 年分 | 年間買電量(買った電気) | 1ヶ月あたりの平均 |
| 2017年 | 1,253 kWh | 約104 kWh |
| 2018年 | 2,024 kWh | 約168 kWh |
| 2019年 | 2,318 kWh | 約193 kWh |
| 2020年 | 2,507 kWh | 約208 kWh |
| 2021年 | 2,825 kWh | 約235 kWh |
| 2022年 | 2,992 kWh | 約249 kWh |
| 2023年 | 2,701 kWh | 約225 kWh |
| 2024年 | 3,036 kWh | 約253 kWh |
| 2025年 | 3,681 kWh | 約306 kWh |
| 2026年 | 1,322 kWh (※5月まで) | — |
子供の成長、在宅勤務の始まりとともに家で使う電気(エアコンや家電、ゲームなど)が増えたため、年々少しずつ買電量は右肩上がりですが、それでも世間一般の平均値(4,000〜5,000kWh)と比べたら圧倒的に低く抑えられています!
昼間は太陽光でまかない、夕方以降はエネファームが24時間体制で自家発電してくれているおかげで、4人家族でありながら買う電気はかなり少なめに抑えられています。
② 直近のガス代明細(2025年のリアルなデータ)
「冬場に床暖房をメインで使うとガス代が跳ね上がるんじゃ…」と心配になりますが、我が家のリアルな明細がこちらです。
冬場(1月)はさすがに床暖房をフル稼働させるので143㎥と使っていますが、東京電力の床暖専用プランの割引がガッツリ効いているため、冬のガス単価が129円〜133円/㎥と驚くほど割安になっています。
逆に、夏場(8月)は単価こそ194円まで上がりますが、床暖房を使わないため使用量はわずか23㎥。ガス代は5,000円以下に収まります。
この「冬にたくさん使っても単価が安い」というプランの恩恵をフルに受けているため、年間合計は124,956円(月平均:約10,413円)と、冬場に快適さを妥協しなくてもお財布に優しい状態をキープできています!
12ヶ月分のガス代フルデータ一覧
| 検針期間(2025年) | ガス代(請求額) | 使用量 | ガス単価(1㎥あたり) |
| 1月(12/21~1/24) | 19,055円 | 143㎥ | 133円 (床暖房フル稼働!) |
| 2月(1/25~2/20) | 13,758円 | 107㎥ | 129円 |
| 3月(2/21~3/24) | 14,463円 | 112㎥ | 129円 |
| 4月(3/25~4/22) | 10,757円 | 75㎥ | 143円 |
| 5月(4/23~5/23) | 9,416円 | 55㎥ | 171円 |
| 6月(5/24~6/23) | 8,946円 | 52㎥ | 172円 |
| 7月(6/24~7/24) | 6,099円 | 33㎥ | 185円 |
| 8月(7/25~8/22) | 4,459円 | 23㎥ | 194円 (最安値!) |
| 9月(8/23~9/22) | 5,126円 | 29㎥ | 177円 |
| 10月(9/23~10/23) | 7,547円 | 48㎥ | 157円 |
| 11月(10/24~11/21) | 11,912円 | 78㎥ | 153円 |
| 12月(11/22~12/19) | 13,418円 | 102㎥ | 132円 |
| 【年間合計 / 平均】 | 124,956円 | 857㎥ | 平均 156円(月平均:10,413円) |
電気代とガス代のトータルバランス
我が家の電気代(買電)が年間約12万円、ガス代も年間約12万5,000円となり、トータルの光熱費は年間で約24万5,000円(月平均およそ2万円)に収まっています。
エネファームの排熱床暖房と、東京電力の床暖専用プランの割引(冬のガス単価が129円/㎡)の恩恵をフルに受けているため、冬場でも光熱費が爆発することなく快適に過ごせています。
エネファームの10年保証終了!我が家が出した結論
エネファームユーザーにとって最大の悩みどころが、「10年間の無償点検・修理期間の終了」ではないでしょうか。万が一、終了後に高額な修理費用がかかったら…と不安になりますよね。
我が家はいろいろ検討した結果、ハウスメーカーの長期サポート(月3,000円・自然故障も対象)への加入を決めました。
月々の出費は増えますが、これで10年目以降の突発的な故障リスクを完全にカバーできる安心感を選びました。これからの維持費を考えると、入っておいて損はないお守りだと感じています。
2027年の卒FIT対策は「売電先」の切り替えのみ!
2017年に設置した太陽光は、2027年に10年の満了(卒FIT)を迎えます。
それ以降は、東京電力にそのまま売ると売電価格が「1kWhあたり25円 ⇒ 8.5円」に下がってしまいます。
そこで我が家は、電気とガスの契約(お得なEF+床暖プラン)は東京電力のまま一切動かさず、「余った電気の売電先」だけを、11〜14円前後で買い取ってくれる新電力会社(スマートソーラーなど)に切り替える手続きをする予定です。
これなら費用を1円もかけずに、売電収入を少しでも高く維持することができます。
ちなみに、蓄電池の導入は?
卒FITが近づくと「蓄電池をセットで入れませんか?」という案内も増えますが、我が家のようにすでにエネファームが夜間の電気を作ってくれている環境だと、大容量で高額な蓄電池は少しもったいない気がしています。
もし今後、災害対策なども兼ねて蓄電池を検討することがあれば、我が家の使用量に合った小さな容量(4〜5kWhクラス)で、実際の見積もりを取りながらじっくり考えてみようと思っています!
【Q&A】エネファーム×太陽光の10年目でよくある疑問
AIや検索でよく調べられている、10年目の気になる疑問をQ&A形式でまとめました。
まとめ:10年目以降も「今のプラン」をベースに賢く維持
エネファームと太陽光4.98kW、そしてガス温水床暖房の組み合わせは、10年経とうとしている今でも本当に無駄のない選択だったと実感しています。
我が家が辿り着いた10年目の乗り越え方は、
- 優秀な電気・ガスのベースプランはそのまま維持
- エネファームはハウスメーカーの長期サポートで高額故障に備える
- 卒FITが来たら「売電先」だけを高いところに切り替える
という、できるだけ手元の予算を残しつつ、リスクを減らす方法です。同じように10年目の選択に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです!

コメント